※区分番号「M001 歯冠形成 1 生活歯冠形成」を
行なった歯に対するコーティング処理のみ保険請求可能
ハイブリッドコートⅡは歯質表面に薄く、硬く、しなやかで丈夫な被膜を
形成することができるシーリング・コーティング材です。
特に露出した象牙質表面に対しては良質な樹脂含浸層と一体化した
薄くて硬い被膜を形成することができます。
歯頸部、窩洞面やポストホールにも簡単にアクセスできます。
各種印象材に対応しており、シリコーン印象でも使用できます。
象牙細管が開口した象牙質表面
ハイブリッドコートⅡの効果
象牙質をしっかりコーティングし、象牙細管が封鎖されることで、歯髄に伝わる外来刺激などが遮断され、痛みの発生が防止されます。
三点曲げ試験
表面硬度の比較
ビッカース硬さ (HV) |
|
ハイブリッドコートⅡ | 42 |
ハイブリッドコート | 42 |
弊社ボンディング材※ | 22 |
象牙質 | 55 |
テンポラリークラウン脱着時などの物理的な刺激を遮断します。
※スーパーボンドDライナーデュアル
優れた表面硬度と複雑な応力にも耐えられるしなやかさを兼ね備えています。
ハイブリッドコートⅡの接着界面
コーティング有り | コーティング無し |
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支台歯形成した象牙質表面の半面(左側)だけにハイブリッドコートⅡでコーティングした後、メチレンブルー(細菌よりもサイズの小さな色素)溶液に浸漬しても、コーティング部分に色素侵入はありません。
コーティングにより細菌の侵入を阻止できます。
リキッド中の光重合開始剤に加えて、コートスポンジ・コートブラシ中に当社開発の親水性重合開始剤を吸着させています。この親水性重合開始剤の効果により、水分が残存する歯質界面から重合・硬化することができ、良質な樹脂含浸層と一体化した丈夫で薄い被膜の形成が可能です。
3年間に渡る臨床試験※により、
ハイブリッドコート(Hybrid Bond)の高い知覚過敏抑制効果が確認されています。ハイブリッドコートⅡは改良を加え、被膜耐久性の向上をはかりました。そのため、ハイブリッドコート(Hybrid Bond)と同等以上の知覚過敏抑制効果が期待できます。
※S.Suzuki.Clinical Performance of Desensitizers for Dentin Hypersensitivity:IADR General Session #1590,2006(Brisbane)